福岡県の伝統工芸技術・博多曲物の工房『玉樹』との協力により実現した「隼波 -hayanami-」。
樹齢200～300年の奈良吉野杉でも、最も美しいとされる柾目（まさめ：中心部）のみを厳選し、平皿に仕上げました。

素材だけでなく、平皿の概念を大きく覆したこの曲線美。
小さな曲線が「持ち手」、大きな曲線が「皿」として、職人が一枚一枚丹念に手で曲げて成形しています。

低く、速く飛ぶ隼が通り過ぎることで細かく波打つ「さざなみ」のように…。
自然の素材に一手だけ加える「+1の思想」をもとに完成した平皿に、心をのせてお楽しみください。

●Client：Self-Produce
●Role：Design / Management
●Year：2016
●Size：100×230×28mm